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■顧客接点のミスマッチ
ひとつの世代の特徴が時代精神となることもある。例えば、80年代生まれのバブル後世代が「収入に見合った支出」をしない「嫌消費」傾向は、震災後、前後の世代に波及した。なぜなら、不況下に育まれた彼らの消費スタイルが「スマート」に見えるからである。
その特徴は、クルマよりは自転車、大型TVよりスマホと、高額の耐久財より、日常の身の回りの商品サービスを好む。
将来に悲観的で社会変革への関心は低いが、エコに敏感で家族や近しい友人など身内を大事にする。
「スマート」消費が加速する中、震災後に大きく拡大したのは、売り手と買い手を結ぶ顧客接点のミスマッチである。現実には、顧客接点の綻びがいたるところで眼につく。
世代による消費スタイルのギャップは大きく、売り手は買い手の欲しいものが見えない。見えない欲望は店頭での衝動買いとして現れる。顧客満足だけではブランドロイヤリティは形成できない。
組織小売業が主導してきた業態間競争も、都市型スーパーの出現とインターネットショッピングのシェア拡大によって「次の業態」への模索が始まった。
震災報道で信用度を大きく落としたテレビメディアに代わり、ソーシャルメディアの普及によって新しいコネクションが増え、口コミ、マスコミとともにメディアの使い分けが進み、インナーグループ(身内)化が進んでいる。売り手と買い手を結ぶメディアの世代ギャップも拡大している。
辻褄合わせの制度疲労のマーケティングから、新しい顧客接点の再構築への挑戦。まずは、消費者の「こころの見える化」(Consumer Mind Visualization)から提案したい。
営業力開発2012 Vol.1 No.214
 見えない需要への顧客接点の再構築
T.見えない需要を掘り起こせ
U.東京都心型ライフスタイルへの適合競争
V.中堅企業のためのベーシック・マーケティング
W.顧客視点の新規事業開発
X.高収益ビジネスへの挑戦
マーケティング新次元−消費意欲を喚起するマーケティング革新
■キリンホールディングス
“絆”消費は増えたのか?食ライフスタイル分析から消費者インサイトに迫る
■日産自動車
女性への魅力創出プロジェクト 女性視点のクルマ開発
企業動向 動向概要/動向データ
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